iidxコントローラーを自作してみようと思った話。(配線編・完成)
今回は配線編です。
配線は、音ゲー上達の理屈 wiki を参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
ですが私が用いた基盤はDJ Station PROのものなので参考にしたところはGNDの取り方ぐらいですかね。
では実際に配線していきます。
まずはGNDを作りました。
上のwikiを参考に銅線を2本まとめてかしめていきます。
wikiと違う点はstart, selectボタンも作成するのでファストン端子は合計で9つという点です注意しましょう。(右の写真では1つ忘れて8個しかついていません)
かしめかたは検索すればすぐ出ますが一応リンク貼っておきます。
ここを参考させていただきました。
DJ Station PROの各ボタンはこのようにICに割り振られていました
今回はこれに1ボタンと7ボタンを加えた9つを使います。
はんだ付けする際は、ボタンの位置にある黒く丸い皮膜をカッターのような鋭利なもので銅色になるまで削ぎ行います。
丸は真ん中から左右に分かれていますが、2, 5ボタンは左側、その他は右側を削ぎます。
はんだ付けは写真のようにマスキングテープで抑えるとやりやすいです。
ICではありませんが一応フラックスも塗っておきましょう。
はんだ付けした端子の反対側はファストン端子をつけておきます。
はんだ付けより先につけておくといいでしょう。
問題の1ボタン、7ボタンですがICのこの位置になります(わかりにくくてすいません...)
一応色々先行事例を調べたのですが、他の人が示していた場所を試した結果、反応がなくこの位置に落ち着いたので、はんだ付けをする前に一応確認してから行ってください
PCに基盤を接続して、LR2あたりのソフトを開き、キーコンフィグでICの足とGNDを銅線か何かで接続した際にButton 1もしくはButton 7と表示されればOKです。
(ICには1~12までのボタンがあり、すでに使用されている2~6, 9, 10を除いた場所ならどこでもOKかもしれないです。)
ICにはんだ付けをする際にははんだごての接着時間に注意してください
3秒以上触るとICが壊れるらしいです
はんだ付けをする際はあらかじめ銅線にはんだをまとわせておき、ICの足にフラックスを塗ってからやるとはんだ付けしやすいです。
全てのはんだ付けが終わったら、いったん動作を確認してみましょう。
先に示したwikiにスイッチ端子の接続場所が書いてあるので参考に
ファストン端子を取り付けていきます
全てのボタンの動作が確認出来たらもう完成です。
その前にせっかくはんだ付けした銅線が外れないよう全ての箇所にホットボンドをつけて固定していきます。
特にICは外れるのはもちろんショートも防ぎたいのでたっぷりつけていいと思います。
基板を箱の中にしまいボタンユニットのアクリル板をボルトとナットで固定しましょう。
最後に皿センサをもとあった場所につけ戻して裏蓋を締めれば完成です。
お疲れ様でした!
この後はJoy to Key等信号変換ソフトを使って挙動の調整をする必要がありますが、
それは他サイト様を参考にしてみてください。
実際に使用している様子がこちらです!(Lunatic Rave 2)
これで私も七段合格...!
七段合格しました!八段目指してこれからも精進!!
iidxコントローラーを自作してみようと思った話。(外装編)
さて今回から実際に作成した模様を紹介します。
先ずは外装です。外装がないと配線時、銅線の長さをどれくらいとればいいか感覚がつかめませんし、なにより外装が完成した時の高揚感はこの先の作業のモチベーションにつながります。
なので外装から作成していきましょう!
始めに、設計図を書きます。
くまもっち さんのこちらのブログ 「ガジェットのある日常」をパk..参考にさせていただきました。ありがとうございます。
ただ、ターンテーブル側のΦ5穴の位置が違っていたので注意が必要です。
とか言って私のミスだったらすいません...
頂いた設計図をベニヤ板に写していきます。(側板の高さは120mmで作りました)
描き終わったらあとは切るだけです。
丸のこみたいな電動工具が使えればよかったんですけど私が作業したホームセンターでは電動工具は普段から使用している人にしか貸せない とのことでした。しょうがないね(インパクトドライバーは貸出可)
なので手で切りました。疲れました。作業時間は木材切るだけで2時間です。
切り口ガタガタなので帰ってやすりをかけます。
穴を調整したら皿をはめてみましょう。第一のゴールです。
............
その前にコントローラー分解でした...!見える範囲のねじをすべて外しましょう。
ターンテーブルユニットは内側から爪を外せば簡単に取れます。
そしたら切りだした天板にセット!
以上で完成です。
嘘です。
次はアクリル板加工になります。
アクリル板も同様に製図していきます。
購入したアクリルは200*180*3mmだったのでとりあえず180*180mmにしました。
ホットナイフでも切れますが。はじからはじまで直線的に切るならアクリルカッターを使うのが楽です。(必要工具に書き忘れました)
そしたらアクリルに穴をあけていきましょう。
ホットナイフで溶かしながらアクリルを切っていきます。
...と思ったのですが直接ホットナイフで切っていくのは溶けたところからまたくっついていくのでうまくいきませんでした。
なのでドリルで滅茶苦茶に穴をあけていきます。
写真がこれしかなくてすいません。ドリルが逆回転していることに気付かず力押ししたら割れたシーンです。
ボタンを取り付ける穴に沿ってドリルで穴をあけました。ホットナイフで切りやすくするためです。
終わったら穴と穴の間をホットナイフで切っていきましょう。つらい作業です。一周切ったら穴にマイナスドライバーを入れ、てこの要領でクイっとやってあげると外れます。
アクリルを溶断してガタガタになった穴をボタンが入る大きさになるまでやすり掛けをします。とてもつらかったです。
余裕をもってドリルの穴を中よりにあけるとそれだけやすりをかける量が増えます。
枠ギリギリを狙って開けましょう。
やすりは本当につらかった。1穴30分ぐらいかかりました。
モチベを上げるためにBMS曲を聴きながらやっていたんですがそれじゃ速さが足りません。BPM500以上で削っていきましょう。
ちなみに最終的にたどり着いたBGMは、
xi 5th solo Album 「Quietus Ray」 収録 「FREEDOM DiVE[METAL†DIMENSIONS]」でした。(爆速キックに合わせてやすりがけしていけ)
やすり掛けはスピード命です。のんびりやってるより素早く手を動かしたほうが早く終わります(当たりまえ)
あまりに気の遠くなる作業だったので気分転換にDAISOのカッティングシートを這っています。(その前に天板と側板をボンドで接着しています...)
底板と側板は補強用のL字金具にマジックテープ(原作準拠)
シート少しよれちゃったけど見えないところなので良しとしました。
ボタンをたたくだけならまだしもを回すと滑るのでゴム足は必須です。
なんと!いつのまにかやすりがけが終わっています!(二度とやりたくない)
ボタンを取り付けていきましょう...!
取り付け方はボタンを見ればわかるはずです。
そしたらアクリル板を木箱に乗せてみます。はいもう楽しい
完全にbeatmaniaです。
そしたらアクリル板の穴と同じ位置に、木箱に穴をあけていきます。
家にインパクトドライバーが無いのでドリルの先端をもって手でぐりぐりやりましたが
ベニヤなら余裕で穴開けられました。
穴をあけたら六角ねじを通し、箱の内側から蝶ナットを締めれば外装は完成です。
ボタン側の木箱に空いた大きい穴が気に入らない人は、アクリル板と木箱の間に紙でも挟むといいと思います。
お疲れさまでした。なんだかんだで3日ぐらいかかりました。
(丸一日作業していたわけではないですが...)
次回、配線、はんだづけ編...!
と思い、箱完成と同時に届いたコンバータで基板、ICの確認をしようと思ったら
突然コンバーターがPCに認識されなくなった...という次第です。
(初めの数分は使えていた上に、PS2で基板の動作確認はできているので99%コンバータのせいだと思います。)
どうなる自作コントローラー...! (続く)
2020/08/06追記
ちゃんと動くコンバーターが手に入り
無事完成しました
正直Youtubeにあるiidxの動画見ながらこれたたいてるだけでもちょっと楽しいですが
そこそこお金がかかってしまったので何としても完成させたい....
iidxコントローラーを自作してみようと思った話。(準備編)
今回用意した材料です。
個数が書いてないものはコントローラの動作自体には不要なもの(ボタンの発光等)
今回は用意しませんでした
平ゴムは家にあったもの、
マイクロスイッチの「拾った」に関しては文字通り、ホームのゲーセンで使用済みが無料配布されていたので拾ってきました。自作発想に至った元凶
なので金額は計算されていません。
ボタンは三和製、芝製の二択ですが、安く済ませることが目的なので芝ボタンを選択
芝商事のボタンにはデフォルトでマイクロスイッチやバネがついていますが
どちらも結構重いので軽い方が好きな方は
omronのD2MV-01 あたりに買い換えることをお勧めします。
(今回ばねは付属品を使用しました)
冗談はさておき
beatmaniaコントローラー(基盤)はKONAMI製のDJ Station PROを使用
他のブログだと数百円で手に入れた...とか平気で書いてありますがヤフオクとか
メルカリ見てもそんな金額では売ってないので中古ショップで2200円で買いました。
より安いASCII製5鍵コントローラーを使うという手もありますがKONAMI製だと
皿をそのまま流用できるのでカッコイイ&楽ってのが最大の理由。
続いて工具類です。
これがほんとバカにならない。まさかこんなにかかるとは思ってませんでした。
全て必須級です。無いならば買う必要があるのでかなり痛い出費になります。
(電工ペンチなんてこの先使うシーン無いだろ...)
電工ペンチは材料にある平型端子(ファストン端子)を圧着するのに必要になります。
ホットナイフははんだごてと軸先交換できるものを買いました。
近くのホームセンター等でアクリルの加工をしてもらえるなら
ホットナイフは不要なので100均で500円ぐらいのはんだごてを買えばいいと思います。
今回は自力でアクリルをくりぬいたのでホットナイフは非常に重宝しました。
工具のことなんて一切考えていなかったので
必要なのか~→買う。これも必要か~~→買う。
を繰り返してたら結構な金額になってました(泣)
以上が今回用意したものになります。
合計金額¥18895(未完成)
果たして安いと言えるのか...?(続く)
追記
コンバーターを同じところでもう一回買ったら当たりを引いたので
無事完成しました。結論を言うと作ってよかったです。マジで
コンバーターに関してはメルカリでArduinoを利用して自作している方が
不定期に¥3500前後で販売しているのでそれを購入してもいいかもしれません
Arduinoを使うと遅延が少ないとかなんとか
(今使っている500円のコンバーターでも別に遅延や不便さは感じていませんが...)
iidxコントローラーを自作してみようと思った話。(プロローグ)
iidxコントローラー自作なんて、DAOよりも安く済むから以外理由はないと思いますが
結論から言います。ケチらずDAOコンを買った方絶対にいいです。
(完成してみれば達成感と楽しさでどうでもよくなりました。コントローラー ジサク タノシイ)
先日目標だった七段合格したのでほんと作ってよかった
理由は明確 プレステ→USBコンバータ が入手できないからです。
実際にはノーブランド品の怪しいコンバータなら楽天でもAmazonでも購入できますが
かつてエレコムが販売していたコンバータは既に生産中止、
Amazonで販売はされているものの現在9800円とわけのわからない値段で
売られています。(こんなん買う余裕あるならDAOを買え)
ちなみに私は楽天に500円ちょいで売られていたコンバータを買いましたが
初回は認識したもののその後エラーで認識されなくなりました。
実際、同じものを購入した友人が動作することを確認していたので買ったのですが
結局不良品?だったのでコンバータでバクチをするハメになります。
コントローラーができてもコンバータが無ければ使い物になりません。
それでも良ければ作ってもいいとおもいます。
ちなみに材料費は工具費も含め18000円以上かかりました。
次回からiidxコントローラー作成本編になります。